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これ誰だ〜〜〜?↓ (名古屋の地下鉄にて) .
邦楽ランドに、「NYだより」を載せていただくようになってから何年経つでしょうか? 思い起こせば、彼氏が邦楽ランドを見つけて、早速管理人の”まんふぁんさん”に連 絡を取り、日本でお琴を教えている私のお友達をお琴教室欄に載せてあげて下さい、 とニューヨークからmailした時に、マンファンさんから「ニューヨークの邦楽事情」 を書いてみませんか?と言っていただいたのが最初でした。 私が書いた記事は、mailで送ってもらったらこちらでup date していきますから!と。 たしか、あれは99年だっかたかな? 今だにそうだけど、私はコンピューターに強くないから、ただ書くだけでいいんだっ たら...と、あれから4年!! mail上だけのおつき合いだったマンファンさん。 長年の二人の夢が叶い?この夏はじめて日本でお目に掛かることに。 マンファンさん愛知県の人、私岐阜の人。 なので、あいだ取ってJR名古屋駅で待ち合わせ。 3時ジャスト、”あ〜〜〜〜はじめまして〜〜!” その後、名古屋近辺にある、奥様がお琴を弾かれる”串カツ屋さん”に邦楽演奏家が 集まって、あつあつのめっちゃ美味しい串カツをいただきながら、日本の邦楽事情を 聞かせていただき、とても楽しい時間を過ごしました。 その時の集まっていただいた皆さん、はじめてお邪魔したのに快くお仲間に入れて下 さって有り難うございました(^_^)。 ところで、マンファンさんはとても静かな方。 現在は、愛する奥様とお嬢様を愛知県に残し仙台に単身赴任中。 早速「単身赴任天国」と言うHPを作っていらして、それがテレビ関係者や有名作家の 目に止まり、つい最近雑誌に載ったんですよ。(雑誌の名前は忘れてしまったけど) その雑誌、しっかり見せてもらいましたよ。 みなさんも、一度そちらのHPにも行ってみて下さいね。 www.sinfonia.or.jp/~jose/ いまやマンファンさんは有名人。 お見逃しなく! マンファンさんが数年前ににおっしゃっていた ”クリスマスに、ロックフェラーセ ンターのクリスマスツリーの前でクリスマスソングの演奏がしてみたい”って。 その言葉、今でもちゃんと覚えていますよ。 チャンスがあればマンファンさんを御招待したいと思っているんですが、(嘘じゃな いですよ!)NYの12月はちょびっとさみいべ..。 雪降って連日マイナス、(聞くところ、雪が降れば暖かい証拠、降らないときの方が もっと寒いらしいですよ)風吹きさらしのあの場所で、琴や尺八が出来るかな?とま じめに考える。 とはいえ、それでもあそこで演奏したい人は何万といる筈。 凄い競争率.....。 もしも頼まれたら、死んでもやる自分がここにいる。 一人で凍死はいやだ。 マンファンさんと数人の生徒巻き添えに! 今年の夏は珍しく日本で2つ演奏会をしました。 1つ目は、いつもニューヨークで一緒に演奏している尺八のマルコ・リンハードさん と、都内江戸川区でのライブ。 アメリカから戻って次の日、この演奏で着る為の浴衣を探しに、あの暑さの中浅草へ。 マルコ氏が浴衣を買ってくれるというので、LUCKY!と喜んでついていったのだが、 見れば見るほど、どの浴衣もだんだん同じに見えてくる。 彼は、”もう、どれでも良い”と言いながら、隣で汗だらだらながしている。 彼を見ていたら余計に暑苦しい。 折角買うのだからと、すでにはじまっている、おばはん根性むき出しにして(すでに 数年前から確かに始まっている)ワゴン内を引っかき回し「これは?」と聞くと ” ちょっと、おばんくさい”の一言。 もうThank you の世界である。 そして次の日、ところ変わって岐阜市内でLunch time concert。 岐阜での演奏は、疲れすぎて時差ボケを感じる時間もなく終わった。 またここで前に書いたことと同じ話を繰り返すが、周りの人の心配通り、演奏時の私 のトークは支離滅裂...。 妹は2度と人前でマイク持つな!と御立腹の様子。 妹の怒りを見て、そんなに駄目だったのかと更に落ち込む。 わかってはいたが....。 何でも勉強である!と言い返したら、”お姉ちゃんはいつもそういって、全く学習出 来てない。よっぽどカラスの方がもっと学習能力があるわ!”と激しく岐阜弁で怒っ ていた。 妹よ、姉をカラスと比べるか? でも、身内としてそんなに恥ずかしかったのかな...。 マジ下手である。それはもう仕方がない。 しかし、日本の夏がこんなに暑かったとは知らなかった。 今年は例年よりも少し暑め?だったと聞いたけど、それでもあの暑さには驚いた。 しばらく8月には帰国したことがなかったので、世の中に恐るべき ”湿気”と言う ものがあることを忘れていた。 連日、朝起きるなりもう汗びっしょり...。 早速日常通りにシャワーをあびていたら、家族から非難ごうごう。 水がもったいないとか、朝から贅沢だとか、仕事に行かなくてもいい人は時間があっ ていいとか...。 「...............。」まあ、すべて事実、返す言葉がない。 実家への楽しい筈の帰省が、以外と肩身が狭い。 何をするのも、”遠慮”の言葉がついてまわる。 やっぱり滞在は、2週間が一杯いっぱいなんだろうと思う。 でしょ?妹様よ! しかし今年は違った。なんと3週間の帰省だったのである。 生まれて始めて、人間ドックを受けるために少し長く休みを取った。 胃カメラ、噂通り死にそうだった...。2度とやりたくないな。 検査結果は予想通り健康優良児として、お医者さんからお墨付きをいただいたのだが、 人生そう甘くはなかった。 帰国の3日前になって、ある事が気になり、念の為にまた違う病院に行った所、ある 病気がわかり、なんと!手術の必要があると言われてしまった。 自覚症状がなかったので余計にショックだった。 本当に言葉がなかった。 MRIの検査までして来たのです。 この先生は、「完全に人間ドックでの見落としだ」と。 35000円も払って受けた人間ドッグなのに。 ここアメリカでは、殆どの入院治療の場合、(たとえば開腹手術だとしても、帝王切 開であっても)入院は長くて3日、早ければその日の夜には家に帰される。 友人は、卵巣の開腹手術を朝方に受け、夕方には自力で帰宅。 ガンで手術をした友人も、なんと2日で退院してきた。 話を聞いた方が、気分的に身体のどこかが痛くなるような気がする。 ゆっくり病院に置いて貰えない大きな理由は、入院費が高い事である。 一日約$1000(約12万円)が平均らしい。 一晩でそれだけ払うのならと、開腹したお腹の痛みと$1000を天秤にかけて、結局み んな、泣く泣くタクシーで自宅へ戻るのだろうと思う。 うちの、生徒さんが”大腸炎”で、大事を取って普通の病室に3日間入院させられた 時、後で来た請求書は$7000だったそうです。(約85万円) それも、その額はすでに保険会社が払ったあとの本人の負担金額らしい。 これがアメリカの医療体制である。 $7000も払って何をしてもらったのだと聞けば、念のために安静のため寝ていろと言 われただけで、特別な事は一切してもらってないと言っていた。 それを思うと、日本はなんと素晴らしい国でしょう! 保険料さえ払っていれば、国がちゃんと一定の金額を保証してくれるし、一応手術と 名のつく治療を行えば、たいていの場合最低10日間くらいは病院で良くなるまではしっ かり管理して貰える。 やはり自分がその立場になったら、日本で手術を受けたいと思う。 この10年、アメリカに来て元気だけが取り柄だったが、いよいよ”ガタ”が、出始め たかな〜〜!! 演奏の仕事も生徒に割り振り、お稽古もしばらくお休みさせてもらうことになってし まいましたが、良い充電期間だと思って、この際親元で日本でゆっくりしてこようと 思っています。 (というか、ゆっくりしていないといけない) 次回号は病室からおとどけしま〜〜す!ってか? ちょっと、大袈裟ですね。 皆さま、お身体には呉々もお気をつけ下さいね。 |